筆者の友人K美がパート勤務先で遭遇した、「その考え方、もう時代遅れでは?」という価値観に思わず驚いてしまった出来事を今回ご紹介します。
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パート先で出会った困ったお客様

K美は30代の主婦です。子育てと家事の合間に、近所のドラッグストアでパート従業員として働いています。職場は女性スタッフが多く、店長も女性です。正社員やパートの区別なく協力し合える雰囲気があり、K美は働きやすさを感じていました。

ところが、常連客の70代の男性A男が来店すると、空気が少し変わります。A男は昔気質な性格で、何かにつけて女性スタッフに上から目線の発言をすることがありました。

「パート風情が」が口ぐせ

ある日のことです。レジで商品の場所を尋ねられたK美が丁寧に案内すると、A男は不機嫌そうな顔で「最近の店員は知識が足りないな」と言いました。さらに続けて、「まあ、パート風情に難しいことは分からんか」と鼻で笑ったのです。

突然の言葉にK美は驚きましたが、接客中だったため笑顔を崩さず対応しました。

するとA男は周囲にも聞こえる声で「女なんて小遣い稼ぎ程度で働いてるんだろ。給料なんか少しあれば十分だ」と言い放ったのです。その場にいたスタッフたちは一瞬言葉を失いました。

正社員女性が放った一言

そのやり取りを近くで聞いていたのが、30代の正社員S子でした。S子は落ち着いた様子でA男に「横から申し訳ありません。ひとつ訂正させてください」と声をかけました。穏やかな口調だったためか、A男も黙って耳を傾けてくれました。

「今は女性も家計を支えています。パートだから責任が軽いわけでもありません。当店もパートスタッフがいなければ営業できないんです」「働く理由も人それぞれです。生活費のため、家族のため、自分のキャリアのため。性別や雇用形態だけで価値を決める時代ではないと思いますよ」と言ってくれたのです。

時代は確実に変わっている

A男は一瞬言い返そうとしましたが、周囲の視線を感じたのか言葉に詰まります。そして小さな声で、「そういう時代なのか……」とつぶやき、それ以上何も言いませんでした。帰り際は、いつもより少しだけおとなしい様子に。

その出来事を振り返りながら、昔は当たり前だった価値観も今は違う。働く人を性別で判断する時代ではないのだと改めて感じました。

昔は常識だった考え方も、今は理不尽に映ることがあります。大切なのは過去の価値観に縛られることではなく、時代の変化を受け入れる姿勢なのかもしれません。世代が違っても、お互いを尊重できれば、もっと気持ちよく関われるのだと感じたエピソードでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

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