
亭主関白な義父
結婚と同時に義両親と二世帯住宅の家で一緒に住むことになった私。
基本的に私たち夫婦は2階で生活し、お風呂や玄関は義両親と共有するスタイルで生活しています。
いつも優しく思いやりのある言葉をかけてくれる義母は大好きなのですが、義父に対しては少し苦手意識がありました。
義父は昔ながらの亭主関白タイプ。
“女は家庭を守るもの”という価値観を隠そうともせず、日頃から男尊女卑的な思考が垣間見える発言を繰り返していたからです。
「家事は女が完璧にしておかんといかん」
「妊娠したら仕事は辞めるだろ?」
「子育ては女がしっかりしないと」
そんな発言をするたびに夫や義母が注意してくれていたものの、関係をこじれさせたくなくて私は適当に愛想笑いしてやり過ごしていました。
嫁失格!?
そんなある日、義母に誘われ、一緒に夕ご飯を食べることに。
その際に笑い話のネタの1つとして、私が仕事で帰宅が遅くなり夕食を惣菜で済ませた話をしたのですが、それが失敗でした……。
笑って話す私に義父が、
「嫁失格だな」
とため息交じりで呆れた風に言ってきたのです!
それだけでは済まず、
「夫にコンビニ飯なんて恥ずかしい」
「嫁なら働いてくれる夫に栄養満点のご飯を作らなければ」
と説教まで始まりました。
スカッと
悔しかったものの、穏便に済ませられるような言葉が見つからず黙っていた私。
しかし夫がすぐに
「じゃあ親父、毎日働いて家事全部やってみれば?」
「そもそも俺ら共働きだし」
と真顔で反論。
「今と昔では時代が違うから」
「これ以上俺たち夫婦のことに口出しするならもう一緒に住みたくない」
とまで言い切ってくれたのです。
さらにいつも穏やかな義母まで
「あなた、言いすぎよ」
と厳しい声で注意してくれました。
体験者の声
義父は不満そうに顔を真っ赤にして自室へと戻ってしまったものの、それ以降あからさまな男尊女卑的な発言は減る結果に。
夫婦の形は、その家庭ごとに違います。
他人の価値観を押しつけられても、堂々と反論していいのだと思えた出来事となりました。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。

