知人のA子さんは2人の子どものママで、フルタイムで働きながら、家事と育児をこなす毎日に心身ともに限界を迎えていました。そんな彼女をさらに追い詰めていたのは……?
画像: 「俺は休みだから嫌だ」お出かけを拒否した夫を放置し、子どもたちと水族館を楽しんだ結果

平日は仕事、休日は趣味!? ワンオペ育児に限界寸前の私

A子さんは毎日、仕事に家事に育児にと目が回るような忙しさを送っていました。それなのに旦那さんは、平日は仕事で遅く、待ちに待った休日も「自分の趣味」を最優先にする日々。家事の手伝いはおろか、子どもたちと遊ぶことすらありませんでした。

「たまには家族でどこかに出かけたいな」

そんな思いを抱えながら、ひとりで2人の子どもを育てるようなワンオペ状態に、A子さんの心の中には少しずつモヤモヤとしたイライラが積み重なっていったのです。

「俺は休みだから嫌だ」夫の一言で行った、3人だけの水族館

ある週末のこと、子どもたちが「水族館に行きたい!」と目を輝かせておねだりしてきました。A子さんは良い機会だと思い、旦那さんに「たまにはみんなで行こうよ」と提案してみたのです。

しかし、旦那さんから返ってきたのは、「俺は休みだから嫌だ。ゆっくりゲームしたい」という冷たい一言でした。

旦那さんにとっての休日は自分のためだけにあるもの。そんな冷淡な態度に一瞬カチンときたA子さんでしたが、せっかくの休日を台無しにしたくありません。「だったら3人で思い切り楽しんでやる!」と気持ちを切り替え、旦那さんを置いて出かけることにしました。

お留守番のパパに大逆襲!? 子どもたちの無邪気な思い出話

水族館に到着すると、目の前に広がる大水槽や可愛いイルカショーに、子どもたちは大はしゃぎ! A子さんも日頃の疲れを忘れて、子どもたちと一緒に心の底から笑顔になれる最高の時間を過ごしました。

夕方になり、3人が笑顔で帰宅すると、家でダラダラしていた旦那さんがリビングにいました。子どもたちは駆け寄るなり、水族館がどれほど楽しかったかを身を乗り出して話し始めたのです。

「大きな魚が泳いでたんだよ!」 「イルカがジャンプして、水がかかって凄かったの! そうだよね? ママ!」

楽しそうに盛り上がる3人の輪に入れず、旦那さんはどこか寂しそうで、徐々に羨ましそうな表情へと変わっていきました。

体験者の声

子どもたちの弾けるような笑顔とお土産話を聞いているうちに、旦那さんはついにポツリと漏らしました。

「そんなに楽しかったの……? パパも行ってみたいな」

その寂しそうな声を聞いた子どもたちは、満面の笑みで「パパも今度一緒に行こう!」と旦那さんの手を握ったのです。

その純粋な優しさに、旦那さんはハッとさせられたようでした。自分が趣味に夢中になっている間に、どれほど大切な家族の時間を失っていたのか──。自分の非を認めて猛省した旦那さんは、これを機に積極的に家事を分担する、頼れる良きパパへと生まれ変わったそうです。今では次の家族旅行の計画を、旦那さんが一番張り切って立てているそうです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.