今回は、10年来の友人の結婚・出産をきっかけに関係が少しずつ変化し、最終的に距離を置くことになった筆者の知人女性Iさんの体験談です。
幸せそうな姿を見るのは嬉しい反面、会話の中で繰り返される言葉や何気ない一言に違和感も。長年の友情だからこそ悩んだ、距離感について考えさせられた出来事をご紹介します。

結婚後、増えていった“幸せ報告”
Iさんと友人のYさんとは、10年以上の付き合いがありました。
もともと恋愛の相談を受けることも多く、交際や別れのたびに連絡を取り合う関係だったそうです。
やがてYさんは結婚。
ウェディングフォトの準備が始まると、
「旦那がこれも似合うって言ってくれて」
「旦那の実家の近くで撮影するねん」
と、会話の中心はいつも夫の話になっていきました。
Iさんも最初は微笑ましく聞いていたそうです。
出産後も続く“夫中心”の会話
数ヶ月後、Yさんの妊娠が発覚。その後、無事に出産しました。
久しぶりに連絡が来ると、
「旦那に似てよかった」
「義母が喜んでくれて」
「義祖母も可愛いって言ってくれて」
と、話題は相変わらず夫や義家族の話ばかり。
Iさんが
「赤ちゃんはどんな感じ?」
と聞いても、いつの間にか夫や義実家の話へ戻ってしまいます。
こちらの話を聞かずに自分の話ばかりするYさんに、Iさんは少しずつ疲れを感じるようになっていたそうです。
子どもを否定されたように感じた一言
ある日、Yさんから
「子ども連れで会おう」
と連絡がありました。
提案された店は落ち着いたカフェでしたが、Iさんの子どもはまだ小さく、長時間静かに座るのは難しい年齢です。
そのため、
「今回は別のお店にしてもいい?」
と伝えました。
するとYさんは、
「じっとできない子なんや」
「大人しい子しか入られへん店なんやね」
と言ったそうです。
Iさんは、その言葉に強い違和感を覚えました。
これまで積み重なっていたモヤモヤもあり、ついにこう伝えたのです。
「そういう言い方は気をつけた方がいいと思う」
「ママ友相手なら嫌な気持ちになる人もいると思うよ」
長く続く関係ほど大切なこと
その後、Iさんは少しずつ、Yさんから距離を置くことにしました。
長年の友人だったからこそ残念な気持ちもありましたが、自分や家族が傷つく関係を無理に続ける必要はないと考えたそうです。
筆者の見解
親しい間柄でも、相手への配慮は欠かせません。
幸せな気持ちを共有することは素敵なことですが、それが一方通行になれば関係が変わってしまうこともあります。
親しい関係ほど、変化の中で距離感を見直すことが必要な場合もあるもの。そう実感した出来事だったそうです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


