会社が求める人間になれなかった筆者の友人が、今50代になって思うことは?
画像: 「気が利かない女はいらねーから」職場の理不尽に涙した過去。50代の今、無理な要求にはズバッと一言!

表向きは「男女平等」だけど!?

私が就職したのは平成の初め頃で、表向きは「男女平等」が謳われている世の中でした。
しかし実際は、まだまだ昭和の空気が残っている時代だった気がします。

女性社員に求められていたのは、仕事ができることより「気が利くこと」。

お茶出し、コピー取り、歓送迎会のお店の予約をすることは女性社員の仕事でした。

求められた価値観に馴染めず

さらに、「女性社員は愛想が良くて可愛いのが一番」という雰囲気がある中で、私は緊張すると無口になるタイプだったので

「もっとニコニコしろ」
「若いのに可愛げがない」

などと上司に注意されることもありました。

今なら問題になりそうですが、当時はそれが普通でした。

皆の前で笑われて涙→「社会人とはそういうもの」!?

さらに飲み会も苦手で、酔った上司に皆の前で
「お前はもう少し愛想が良かったら得したのにな」
と面と向かって言われて、みんなに笑われたことも。

私も笑うしかありませんでしたが、家に帰って涙したことも。

当時はそれが理不尽だとも思わず、

「社会人とはそういうものだ」

と、自分に言い聞かせていました。

会社員→自営業。変化した価値観

月日が流れ、結婚して夫の自営業を手伝うようになってからのこと。

最初は手伝い程度でしたが、やがて取引先とのやり取りやクレーム対応、仕入れの交渉もするように。

会社員時代の私は、

「とにかく波風を立てないように」
と思っていましたが、今の仕事をするようになって、

「黙っていたら損をする」
と実感するように。

ある日、取引先の男性に無理な要求をされた時、きっぱりと

「それはお受けできません」
と伝え、電話を切ったあと、自分でも

「こんなこと言えるんだ」
と驚きました。

そんなことが続き、不思議なことに仕事が大変でも落ち込んだ気持ちを引きずることが減りました。

現在の女性社員が少し羨ましい!?

今振り返ると、新入社員時代の私は他人の価値観に縛られて、自分の思いや意見をひたすら抑えて生きていました。

今、若い女性社員が堂々と意見しているのを見ると、頼もしく思う一方、

「いいな」
と少しだけ羨ましい気持ちも。

20代の自分に伝えたいこと

もし20代の頃の私に会えたら

「あなたが悪いんじゃない」
「もっと堂々としていていいんだよ」
「上司の言葉の全てを真に受けなくていいよ」

と言ってあげたいです。

50歳を過ぎた今の私ははっきりと

「人の顔色を見て縮こまっていた頃より、自分の意見を言えるようになった今の方が、ずっと生きやすい」と言えます。

【体験者:50代・女性自営業、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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