
モラハラ夫
娘が生まれた頃から、夫はモラハラ気質を現すようになりました。
食事の味付けやメニューに文句を言われたり、お金の管理がなっていないと言われたりするようになりました。
私は何度も離婚を考えました。
しかし、頼れる両親や兄弟姉妹もいない私は、ずっと我慢を続けていたのです。
「俺の飯は?」
昨年の11月のこと。
私はどこへ行ったわけでもないのに、体調が急激に悪くなってしまいました。
高校生の娘が「学校でインフルエンザが流行っている」と言っていたため、もしかしたらと思って熱を測ると、すでに40度近い状態。
夫が帰宅した際に「病院へ連れて行ってほしい」とお願いしました。
しかし夫は「俺にうつすな!」とだけ言って、さっさとお風呂に入り、自分の部屋へ。
娘が心配してコンビニで経口補水液やゼリーなどを買ってきてくれたのですが、私がベッドで休んでいると、夫が部屋の入り口で「おい! 俺の飯は?」と怒鳴り始めたのです。
娘の反撃
何度もドアをドンドンと叩くため、私がフラフラになりながらドアの方へ歩いていくと、「うるさいな!」という娘の怒鳴り声が聞こえました。
夫が激高して娘に何かしてはいけないと思い、私は慌ててリビングへ。
すると、娘がものすごい形相で夫を睨みつけていたのです。
夫は娘の反撃に驚いた様子でした。
娘は「お母さんインフルかもしれないんだよ? 熱が40度近くあるんだよ? 『飯は?』って何なの?」と夫に詰め寄っていました。
さらに娘は「自分で何か食べればいいでしょ! モラハラ男が! SNSでさらしてやろうか?」と怒り心頭。
私が「もういいから」と言うと「お母さんは寝てな。明日私が病院一緒に行くから」と答え、ベッドに寝かせてくれたのです。
離婚への準備
翌朝、まだ熱が下がらない私に夫は「病院行くんだろ?」と言い、苦虫をかみつぶしたような顔をしながら病院へ連れて行ってくれました。
それからというもの、私に対して暴言を吐くようなことはなくなった夫。
娘は「早く離婚しなよ」と言いますが、私は娘が大学を卒業するまでに生活の基盤が整えられる準備をするつもりでいます。
不思議なことに、離婚するために準備をしていると思うと少しずつ気持ちが落ち着いて、冷静に生活ができている今日この頃です。
【体験者:40代女性・アルバイト、回答時期:2026年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

