「困ったときはお互い様」。筆者の友人にはそれが当たり前になってしまったママ友がいて……?
画像: 息子の風邪で送迎を断ると「ウチの子はどうするの!」私を“便利屋”扱いするママ友をバッサリ!

善意で始めた送迎

半年前、中学生の息子が足を骨折してしまい、完治するまでの間、私が毎朝学校まで車で送迎することになりました。

その話を聞いた近所のママ友から「うちの息子も乗せてくれない?」と頼まれたのです。
「最近行き渋りがあって、車ならスムーズに登校できるかもしれないから」とのことでした。

最初は「困ったときはお互い様。私でよければ力になりたい」と思い、軽い気持ちで引き受けたのですが……。

当たり前になっていく違和感

ところが、送迎を続けるうちに少しずつ違和感を覚えるようになりました。

毎朝当然のように車に乗り込み、挨拶やお礼の言葉もないのです。
ママ友からも、感謝を伝えられたことは一度もありません。

しかも、時間に遅れてやってくることもあり、遅刻しないか毎回ヒヤヒヤ……。
正直、「乗せてほしいなら時間くらいは守ってほしい」と思ってしまいました。

もともと行き渋りがあると聞いていたので、余裕がないのかもしれませんが、次第に都合よく利用されているような感覚が積み重なっていきました。

それでも息子の友人ですし、ママ友との関係も悪くしたくなくて、なんとかやり過ごしていたのです。

信じられない返信

そんなある朝、息子が風邪をひいて熱を出しました。

私は職場や学校への連絡に追われながら、「ごめんね、今日は送迎できません」と事情を説明するLINEをママ友へ送信。

しばらくして返信を見た私は思わず固まりました。
「えー! じゃあうちの子はどうするの? 急にそんなこと言われても困るんだけど」

息子の体調を気遣う言葉は一つもなく、自分の都合だけを優先する非常識な態度。
その返信を見た瞬間、これまで感じていた違和感の理由が分かった気がしました。

この人は、私の善意ではなく、ただ『車という便利な道具』を見ていたのだと、ようやく腑に落ちたのです。

距離感の大切さ

少し悩んだ末、私はママ友に電話をかけ、「送迎はうちの都合に合わせているものだから、今後は別々で登校しよう」と静かに伝えました。

相手は何か言い返そうとしていましたが、私はそこで会話を切り上げました。
電話を切ったあと、不思議なくらい肩の力が抜けたのを覚えています。

その後、彼女とはきっぱりと距離を置くことに。
今思えば、相手の甘えを許しすぎていた自分にも、少し反省すべき点があったのかもしれません。

優しさは大切ですが、優しさだけでは続かない関係もあるのだと感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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