
ニコニコ辛口な義母と、突然現れた詮索好きのお隣さん
A子は結婚して3年目。義母はいつも笑顔ですが、ダメなものはダメとズバッと言う厳しい一面を持つお姑さんです。A子も最初は緊張していましたが、裏表のない性格に今ではすっかり打ち解けていました。 ある週末のこと。A子が義実家の庭で落ち葉の掃除を手伝っていると、ブロック塀の向こうからひょっこりとお隣さんが顔を出しました。 「あらA子さん、お疲れ様。あなたのお姑さん、結構厳しいでしょー?」 お隣さんは、なぜかニヤニヤとしながら話しかけてきたのです。
ネチネチとした嫌味に大困惑! そこへ救世主が
突然のことに驚くA子をよそに、お隣さんのネチネチとした詮索は止まりません。 「いつもハキハキしてるけど、裏ではお嫁さんのこと色々言ってそうよね〜。大変じゃない?」 どうやら、嫁姑のドロドロとしたトラブルや「嫁いびり」の愚痴を聞き出したくてたまらない様子。A子が愛想笑いでやり過ごそうと戸惑っていた、まさにその時でした。 ガラッ! と勢いよく窓が開く音がしたかと思うと、そこには冷たい麦茶の入ったグラスを二つ持った義母が立っていたのです。
窓越しに放たれた、笑顔の強烈な一撃
義母はいつものニコニコ顔のまま、お隣さんに向かって明るい声で言い放ちました。 「あら! うちの嫁は本当に気が利いてよくやってくれるから、裏でコソコソ言う必要なんて全くないのよ〜。お隣さんはご苦労が多いみたいで大変ねぇ」 まさか本人に聞かれているとは夢にも思わなかったお隣さん。その言葉に顔を真っ赤にして、逃げるように家の中へ退散していきました。お隣さんの嫌味をさらりと、かつ痛烈に跳ね返した義母の言葉に、A子は胸がスカッとするのを感じたそうです。
体験者の声
その後、義母はA子に麦茶を手渡しながら「気づいてた? あなた詮索されてたんだからね! 本当に天然なんだから」と、あっけらかんと笑い飛ばしてくれました。 いつもは辛口な義母ですが、そこには大切な家族を守るという深い愛情が根付いていたのです。厳しい言葉の裏にある優しさに触れ、A子は思わずホロリとさせられたと言います。 A子はご近所付き合いの中でモヤモヤすることもありますが、こんな心強い味方がいてくれれば百人力だなと感じたそうです。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

