筆者の知人Aさんが人気店に並んでいた時に遭遇した、ハッとしたエピソードをご紹介します。

小さな女の子の大きな一言

凍り付いた場の雰囲気を、すっと和ませたのは、小さな女の子の声でした。

「違うよ。私たちがごめんなさいだよ。点字ブロックの上はふさいじゃいけないのに並んじゃってたんだもん」

女の子のまっすぐな一言に、その場にいた大人たちは、みんなハッと気づかされました。

流行りのスイーツがほしいという目的を達成するために、悪気はなくても点字ブロックの上をふさいでしまっていたのは、紛れもなくこちら側だったのです。

女の子の素直な一声が、大人の盲点を優しく気づかせてくれました。

優しさは特別なことじゃない

女の子の言葉をきっかけに、並んでいた人たちは自発的に点字ブロックの上から移動しました。

点字ブロックの上から人がいなくなると、白杖を持った人は安心した様子で進み、「ありがとう」と女の子の方を向いて声をかけてくれました。

その時の嬉しそうな表情が、Aさんはとても印象的で忘れられないと言います。

視覚障がい者へのサポートというと、何か特別なことをしなければいけないように思われるかもしれません。でも、本当はそうではなく、この女の子のように素直に声を上げるだけでもいい場合もあるのです。

今回は小さな女の子の一言が、その場にいた大人たちの視野を広げてくれました。何かに夢中になっているときこそ、周囲への思いやりを忘れない大人でありたいものです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。

FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

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