筆者の友人・K美は引っ越しを機に新しいママ友の輪に入らなければいけませんでした。しかし、そこには圧倒的なボスママ・Tさんがいて……。
画像: 作文の題名は「大人のイジメ」参観日で娘に裏切られたボスママ。告発内容に、全保護者が凍りついた!

ボスママ

私には中学2年生の娘がいます。
娘が小学5年生の時に離婚した私は、職場に近い地域へ引っ越しをしました。

娘と同じクラスの保護者には、Tさんという超がつくほどのボスママがいました。
旦那さんが市内で大きな会社を経営していて、働いている人の奥さんたちが取り巻きとなり、いつも偉そうにしている人だったのです。

陰湿ないじめ

中学校へ上がると、他の学区の小学校と一緒になりましたが、Tさんの存在感は健在。
私が仲良くなったHさんのことをあからさまに無視するようになりました。

私の娘とTさんの娘、Hさんの娘は3人とも同じ部活。
顔を合わせることも多かったため、Hさんへの無視はどんどんエスカレートし、何も言い返さないのをいいことに、あからさまなイジメを始めたのです。

グループラインにHさんだけを入れない、部活の応援もHさんの娘だけにはしない、Hさんが顧問の先生に色目を使っているというデマを流すなど、呆れるほどの嫌がらせでした。

私がHさんと仲良くしていることがわかると、イジメの矛先は私にも向きました。
私とHさんは「学校だけのお付き合いだから」と割り切って、気にしないようにしていたのです。

授業参観

娘が2年生になって初めての授業参観の日のこと。
この日はクラスでイジメに関する作文の発表が行われました。

私が驚いたのはTさんの娘の作文でした。
Tさんの娘の作文のタイトルは「大人の世界にもあるイジメ」だったのです。

自分が実際に見聞きした話を挙げ「どうして子どもにはイジメはダメだというのに、大人の世界でイジメが横行しているのでしょう」と問いかけるような内容でした。
それはまさにTさんが行っていたこと。
Tさんの娘は「大人の背中を子どもは見ている。イジメがこの世からなくならないのは、大人にも責任の一端があるのではないか」と締めくくりました。

子どもは見ている

Tさんがその場にいたたまれない気持ちになったのは言うまでもありません。
それからというもの、Tさんはめっきり大人しくなり、Hさんに対するイジメもなくなっていきました。

自分の娘から暗に指摘されたTさん。
大人の背中を子どもは確かに見ているのだと痛感させられた出来事でした。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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