兄と同じように生活費を入れ、家事も率先して手伝っていたにもかかわらず、なぜかいつも「我慢する側」に回されていたという30代女性・Eさんから聞いたお話です。

しかし週末、食卓に並んでいたのはブリカマ3つ。
不思議に思って尋ねると、

「お兄ちゃん頑張ってるから一昨日一つ食べさせた」

と母親は笑顔で答えたそうです。さらに、

「あんたはお母さんと半分でいいでしょ」

といつもの言葉を言われました。その瞬間、Eさんの中で何かが切れました。

距離を置いて気づいたこと

「これは私が買ったものやろ!」
「私も頑張ってる!」

長年飲み込んできた思いが一気にあふれ出したそうです。
その後Eさんは、

「このままでは自分が壊れる」

と限界を感じ、学校の寮へ入ることを決意しました。

母親から謝罪の連絡は来たものの、当時の気持ちは簡単には忘れられず、母親とは今でも距離を置いているそうです。

親子だからこそ遠慮してしまうこともあります。しかし、親子だからといって何をしても許されるわけではありません。

我慢を続けることが優しさとは限らないもの。近い関係だからこそ、当たり前だと思わないことが大切なのだと感じたそうです。

【体験者:30代・女性医療従事者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Anne.R
看護師として9年間、多くの人生に寄り添う中で「一人ひとりの物語を丁寧に伝えたい」とライターの道へ。自身の家づくりやご近所トラブルの実体験に加え、現在は周囲へのインタビューを通じ、人間関係やキャリアなど女性の日常に寄り添った情報を発信している。

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