
自信満々の20代
自慢ではありませんが、私は学生時代からとてもよく異性にモテてきました。
20代前半のとき、付き合っていたのは私に好意を寄せてくれる男性のなかでも一番誠実で思いやりのあるA君。
そんなA君からプロポーズを受けました。
条件
最初はA君との結婚に乗り気な私だったのですが、話を進めていくうちにどうやらA君と結婚すると義母と同居しなければならないことが判明。
義母は交際中からとてもよくしてくれていて、話も面白く気も合いとても良い人。
しかし、同居=嫁姑問題といったイメージの強かった私は「わざわざ同居が必須な人と結婚を決めなくても私なら『もっといい条件の人』と結婚できるはず」と思ってしまったのです。
ほかに不満な点は一切なかったのですが、もっといい条件で結婚するため、A君との結婚は破談にしました。
20年後
あの破談から20年、私はいまでも独り身です。
破談のあと、好意を寄せてくれる男性は何人か現れましたが、A君よりも素敵だと思える人とは出会えず……。
それでも「A君との結婚を『もっといい条件で結婚するため』にと破談にしたのだから」と、高望みして条件で判断することをやめられず、その男性たちのこともお断りし続けました。
体験者の声
私が高望みして男性を選り好みしている間に、周囲はどんどん結婚・出産。
A君も私と破談した3年後には別の女性と結婚し、いまでは3人の子どもがいるようです。
一方で結婚願望はずっとあるけれど、私は40代になってもいまだに独りのまま。
偉そうに、男性を『条件』で選り好みし、心のどこかで私が選ぶ立場だと相手を見下していたのだと思います。
そんな風に人を物のように適当に扱ってきた罰が当たっているのだと感じています
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

