<筆者の体験談>愛犬の布団から見つけた、爪のような黒い塊。大ケガをしたのではないかと慌てて動物病院へ駆け込んだ私でしたが、先生から告げられた“まさかの正体”に、恥ずかしさで顔から火が出そうになりました。

「黒い塊」の正体とは

診察室に通され、「布団の中にこれが落ちていて……」と震える手で差し出す私。

先生は受け取って袋を開け、中の塊をじっくりと観察しました。
次にピンセットでツンツン。
それから愛犬の状態を確認していました。

一通り確認した先生は、何かを考えている様子でした。
何か悪い病気だったのかと、息をのむ私。

そして少し間を置いてから、申し訳なさそうにこう言いました。

「お母さん、これ……ただの、ひからびたおやつですね」

そう、愛犬が布団の奥底にこっそり持ち込み、長期熟成させていたガムだったのです。

愛犬は帰宅後もいつも通り元気いっぱい。私はというと、病院でのやり取りを思い出すたびに今でも顔が熱くなります。
恥ずかしい勘違いでしたが、愛犬への愛情ゆえの大騒動だったのだと、今では少しだけ自分を納得させています。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。

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