筆者の友人A子の夫は光熱費の節約に協力してくれず、「そんなに変わらないでしょ」と言っていたのですが……?
画像: 「節約なんて数百円でしょ(笑)」と笑う無神経夫。やりたい放題を続けた『真っ青な末路』

家計簿を見るのは私

A子の家庭では、家計管理を担当しているのはA子でした。
生活費、食費、光熱費、子どもの学校関係。毎月の支払いを確認しながらやりくりしています。

一方の夫はというと、給料日に口座へお金を入れたら終わり。
細かい支出まではほとんど見ていませんでした。

節約しても笑われる

電気代が上がり始めた頃、A子は家族に協力をお願いしました。
使わない部屋の電気を消す。
エアコンをつけっぱなしにしない。
テレビを見ない時は消す。
どれも、ごく普通のことです。

しかし夫は笑いながら言いました。
「そんなので変わる? 数百円でしょ?」
さらに、「節約節約って疲れない?」とまで言われました。

やりたい放題の日々

それからも、夫の家計への無関心は続きました。
誰もいない部屋の照明、つけっぱなしのテレビ。注意しても、「あとで消すから」で終わり。

もちろん放っておくと、いつになっても消えません。
A子は何度も夫の後ろを追いかけて消していました。

そんな生活が続いたある月末のこと。光熱費の請求が届きました。
A子は金額を見て思わず二度見。想像以上でした。

そして夕食後、夫にも見せます。
夫は最初、「へぇ」くらいの反応。

ところが、前年同月との比較を見せた瞬間、表情が変わりました。
請求額は、前年より大幅に増加していたのです。
夫はしばらく無言でした。そしてぽつりと言います。
「こんなに違うの?」
A子は思わず苦笑しました。
何度説明しても分かってもらえなかったことが、数字ひとつで伝わった瞬間でした。

一番驚いたのはその後

すると、翌日から夫の行動が変わったのです。
誰もいない部屋の電気を消す。テレビもこまめに切る。
子どもにまで、「使ってないなら消そう」と言うようになりました。
A子は内心、(昨日までの態度は何だったの?)と思ったそうです。

後から夫はこう言いました。
「正直、毎月ちゃんと見てなかった」
家計を管理していないと、請求額はただの数字。でも管理する側にとっては、生活そのものです。

A子はその言葉を聞いて、少し安心しました。
分かってもらえなかったことより、分かろうとしてもらえなかったことがつらかったから。

それ以来、A子の家庭では月に一度は家計の話をするようになりました。
責めるためではなく、これからの心地よい生活を一緒に作っていくために。
家事も家計も、誰か一人が抱えると負担になります。
でも現実を分かりやすく共有すれば、パートナーは一番心強い味方になってくれる存在。
そう気づかされた出来事だったそうです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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