
節約生活
これは数か月前の出来事です。
物価高が続いている世の中で、共働きをしている我が家でも節約をすることは当たり前になっていました。
私は特売日を把握し、小学生になったばかりの娘の服はフリマアプリを活用することも。
1つひとつは細かいものですが、塵も積もれば山となると思いコツコツ節約に励んでいました。
ところが夫は、私や娘が
「たまには家族で外食したい」
と言っても
「今は厳しい」「お金がないよ」
と却下するばかり。
そんなある日、娘が何気なく放った一言が衝撃的でした……。
夫の秘密
「パパ、またガチャガチャしていたよね?」
「なんで隠すの?」
それまでまったく聞いたことのない話だったので詰め寄ると、夫は仕事帰りに駅前で毎日数百円使っていたと白状するではありませんか!
どうやらガチャガチャを回している姿を娘に何度か目撃されていたようでした。
最近見ていなかった家計簿アプリを見返すと、確かにATMの細かな引き出しが頻繁にあります。
問い詰めると、夫は観念したように
「仕事のストレスでやめられなかった」
と白状しました。
夫の想い
『家族には我慢させて自分だけ?』という怒りよりも虚しさが勝った私。
でもその夜、夫がぽつりと
「職場でずっと責任を押しつけられていて、帰宅前に気持ちを切り替えたかった」
と漏らしてくれたのです。
そこでようやく、最近忙しさに追われて、夫が“弱音を吐けない人”だったことを思い出した私。
ただ責めるだけでは何も変わらないと思い、毎月“自由費”をお互い決めることに。
私も日々の疲れで急にデパートで総菜を大量購入してしまうこともあったので『自由費を先に設定すれば衝動買いで減るお金をなくせるかも』と思ったのです。
金額を見える化し“我慢”ではなく“管理”に変えた結果、夫だけでなく私も金銭面に関してストレスフリーになり衝動買いによる無駄遣いもなくなりました。
互いを思いやる気持ち
結婚生活では、つい日々の生活に追われてパートナーのことを思いやれなくなるときもあります。
相手の浪費に腹が立ったら“どうしてそんな行動をとるのか”に目を向けることが意外と解決の近道なのかもしれないと感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。

