産後、里帰りさせてもらえる実家があると、精神的・身体的にとてもありがたいものですよね。ただ、人によってはかえってストレスが溜まった・親との不仲を助長させてしまったといったケースもあるようで、たとえ親子の関係であっても気配りは重要なのだと考えさせられます。今回は里帰りをした筆者の知人とその父親とのエピソードを紹介します。

じゃあ……

この日は、赤ちゃんのおむつ替えをしていたとき、父がやって来て「まだ吸収できそうなのに交換するのか。お前は本当に無駄遣いが得意だな」と言ってきました。

もちろんおむつは自分で買った物ですし、赤ちゃんの肌を思えばこまめに替えるのが当然です。

どこまでも文句を言ってくるのだな、と思った私は、父に「わかったよ。じゃあ、お父さんの介護が必要になったときには、おむつがパンパンで漏れる寸前まで替えないようにしてもいいんだね?」と嫌味を返しました。

父は一瞬言葉に詰まりました。それは、老後の世話を無条件に期待していた父にとって、自分の「当たり前」が通用しない未来を突きつけられた瞬間だったのかもしれません。

結末

私のおむつ発言を境に、里帰り中、父がお金に関する口出しをしてくることはなくなりました。

きっと私に言われたことで、「自分もいずれお世話になるかもしれない」という将来をリアルにイメージしたのでしょう。

今回の件で、産後の私が感情的になって父を言い負かしたことが、正解だったのかはわかりません。しかし、自分事として想像させることは、父にとって新しい気づきになったようです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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