子どもがスマホを使ってゲームをするようになると、避けて通れないのが「課金」の問題です。ちゃんと決めていたつもりでも、好奇心の前では、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

「タダ」の罠と裏ワザ

請求書を見せながら事情を聞くと、息子は最初「やってない!」と否定。
でも、よくよく話を聞くうちに、泣きながら「ゲームのコインを無料でもらえるアプリを使った」と白状したのです。

それは、友達から教わった“裏ワザ”で、ゲーム内通貨がもらえるとうたっているポイントアプリでした。
ポイントを得るための条件として現れる有料サブスクの広告画面を、息子は「課金じゃない裏ワザ」と信じて深く考えずに次々押していたのです。

さらに悪いことに、夫のスマホ設定でパスワードが自動入力になっていたため、決済がボタンひとつで完了できるようになっていました。

親の管理の甘さを猛省

お金を払っている感覚がまったくなく、「だから課金してないと思った」と泣く息子を見て、怒るよりもまず寒気がしました。

私がネットの仕組みを紙に書き出し、どれだけお金が動いてしまったのかを説明すると、事の重大さが分かったのか、息子は小さな声で「ごめんなさい……」と謝りました。

帰宅した夫も話を聞いて真っ青に。
もちろん息子にも問題はあります。
でも「子どもだから分からないだろう」と思い込んでいた私たちの管理の甘さがそもそも大きな間違いでした。

親子の新たなルール

この一件を機に、我が家ではパスワードの自動入力を即座に解除し、設定をすべて見直しました。

息子も「タダより高いものはない」という言葉を身をもって理解し、怪しい広告には絶対に触れないと約束しています。

便利なものほど、使い方をちゃんと教えないと危ないんだなと痛感しました。
子ども任せにせず、これからも家族でルールを見直していかなければと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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