近所づきあいは、困った時に助け合えたり、ちょっとした情報交換ができたりと、うまくいけばとても心強いものです。ただ、その距離が近くなりすぎると、気を遣いすぎて疲れてしまうこともあります。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

逃げ場のない空気

一時的だったにせよ、他の人がベビーカーを避けて通らなければならないような状況にしてしまったことは、もちろん私に非があります。

けれど、個別に伝えるのではなく、何十人もいるグループの中で言われると、まるでみんなの目の前で注意されたようで気まずく、正直かなり落ち込みました。

この一件で、逃げ場のない息苦しさに耐えかねた私は、「慌ただしく帰宅した際、ベビーカーが共用通路にはみ出てしまっていたかもしれません。申し訳ありませんでした」と謝罪し、グループを退会しました。

退会には少し勇気がいりましたが、それまでの重い空気が嘘のように、不思議と心が軽くなったので、後悔はしていません。

近すぎない距離感で

ご近所付き合いは大切です。
しかし、息苦しいほど四六時中つながっていることが、快適な暮らしにつながるとは思えませんでした。

いつでも、誰とでもつながれる時代だからこそ、あえて距離を置く勇気も必要なのではないでしょうか。

今は、顔を合わせた時に笑顔で挨拶を交わすくらいの距離感が、私には一番心地よく感じられます。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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