最近は、スマホで子どもの成長を残すことが珍しくありません。泣いている姿や初めての経験を記録したいと思う親御さんも多いでしょう。しかし、その“撮影”が周囲への配慮を欠いた瞬間、特に医療現場では大きなトラブルにつながることもあります。
今回は、小児専門クリニックで働く看護師である筆者の知人Aさんから聞いた「診察室での動画撮影」をめぐる出来事をご紹介します。
画像: 小児科で、泣く我が子より撮影が優先!? 注意した看護師に「通報するぞ」と逆ギレした親の末路

子どもより“撮影”が優先になっていた親

これは、小児科クリニックで働く看護師のAさんから聞いた話です。

最近では、子どもの様子を動画で撮影し、SNSへ投稿する親御さんも少なくありません。

最初の頃は、診察中に少し撮影する程度でした。

しかし、次第に気になる場面が増えていったそうです。

診察中に子どもが泣いて暴れてもスマホを向け続けたり、子どもが不安になって母親へ抱っこを求めても

「今撮影してるんですから、ちゃんと押さえててください!」

と強い口調でスタッフに言ったりする親御さんまでいたといいます。

当然、スタッフは子どもの安全を優先しながら対応します。

しかし、その様子を撮影され続けることに、現場では大きな負担を感じていたそうです。

注意しても続く“撮影トラブル”

さらに困ったのは、注意しても撮影をやめないケースでした。

ある親御さんは、スタッフから
「他の患者さんや職員が映る可能性があるので撮影は控えてください」
と伝えられた際、こう返したそうです。

「今怒鳴りましたよね? この動画使って通報してもいいんですよ」

その場にいたスタッフは、言葉を失ったといいます。

また、SNS投稿を前提に撮影している人も増え、

・処置中の撮影
・他の患者さんやスタッフの映り込み
・泣いている子どもを放置して撮影優先
・診察内容の投稿

などが頻発するようになりました。

その上、次第に「あのクリニックは撮影しても大丈夫」という空気が広がり、同じような行動を取る人が増えていったそうです。

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