冠婚葬祭の場面ではその場にふさわしい服装で出向くケースがほとんどですが、誕生パーティーや結婚パーティー、法事などは主催者の意向に合わせて服装を決めるパターンもあります。今回は筆者が夫の親戚の法事に参加したときのエピソードを紹介します。

信じた結果

当日、言われていた時間にお寺へ向かうと、受付付近で言葉を失いました。

なんと私たち夫婦以外は全員喪服姿だったのです!
私に「私服でいい」と言った義母も当然のように喪服を着ています。

いまから自宅へ帰って着替えていては、法事の時間に間に合いません。結局、私たち夫婦だけが私服で参加することに。

親戚の方々は優しく接してくれましたが、場違いな気がして申し訳なく、「次からはきちんと確認しよう」と深く心に誓った、苦い経験となりました。

再び、、、

あの恥ずかしかった法事から数年後、再び夫側の法事に呼ばれました。

連絡をくれた義母からはまたしても「いつも通りの私服で来てね」と言われました。

前回と同じ服装で行けば、また周りが喪服で浮いてしまうかもしれない。かといって、義母が「私服」と指定しているのに、頑なに喪服を着ていくのも角が立つのでは……?
頭を悩ませた結果、私はある方法を思いついたのです。

私にも考えがあります!

当日、私たちは私服を着て、車の中に一式、シワにならないよう喪服を準備して早めにお寺へと向かいました。

少し離れた駐車場から様子を見ていると、続々とやってくる親戚の方は……やはり全員しっかりとした喪服姿!

夫と私はすぐさま喪服へと着替え、何事もなかったかのようにみんなと同じ正装で法事に参加したのです。

今回は恥をかくこともなく、スマートに事なきを得て作戦は大成功!
ただ、どうして義母が本当のことを教えてくれないのか、その理由はいまだにわかりません。
けれど、義母の「私服でいいよ」は、念のため両方用意していくのが正解だと学んだ出来事でした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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