今回は、筆者の知人A子さんのエピソードをご紹介します。
ある時、お嫁さんとの何気ない会話から、息子さんが料理担当であることを知ったA子さん。共働きとはいえ、料理はお嫁さんがしているのだとばかり思っていたA子さんは驚きます。しかし、息子さんが教えてくれた真相に、A子さんは大切なことに気付かされたのでした──。

息子が教えてくれた真相

ある日、息子と2人で話している時のこと。良い機会だと思い、「ねぇ、料理担当してるの?」と息子に理由を聞いてみることに。すると息子は「そうだよ」と、詳細を教えてくれました。

仕事が忙しく、家と職場の往復だけの生活にしんどくなっていたこと。お嫁さんに相談すると、料理が気分転換になるのではないかと提案してくれたこと。実際に料理を始めると気分転換になるし、生きるために必要なことをすることで、“生きている感覚”がありハマっていったこと。もちろん、無理な時はお嫁さんが作っているということ。

息子が教えてくれた真相を聞いて、私はハッとしました。料理は息子がしんどい時の心の支えになっており、お嫁さんと相談しながら決めていたということに気付かされたのです。息子が料理担当と聞いた時、お嫁さんから押し付けられたのではと内心疑っていた自分を反省しました。

実感したこと

家庭での役割分担は、家庭毎に違うし、周りがとやかく言うことではないと考えを改めました。何より、自分の物差しだけで物事を決めつけず、何事にも理由があると想像する大切さをこの一件で改めて実感しました。

【体験者:70代・女性主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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