これは筆者がジムで体験した出来事です。マシンの前で戸惑う高齢男性の様子が気になっていたのですが、思いがけない形で声をかけられ、自分の先入観に気づくことになりました。

(あ! やっぱり、マシンの使い方かな?)そう思って体を起こし、「はい、どうしましたか?」と聞くと、驚きの一言が返ってきたのです。

「すいません。11時から、このマッサージチェア予約してるんですけど」

(え? 予約?)

一瞬、 頭が追いつきません。

さらに男性は、落ち着いた様子で続けます。
「これ、アプリで予約するんですよ」

慌てて周りを見ると、壁の注意書きの中に「予約制」の文字がありました。

──まったく気づいていなかったのです。

自分の思い込みに気づいた瞬間

「あ! 予約が必要なんですね! すみませんでした!」慌てて立ち上がり、席を空けます。

すると男性は、アプリの画面を見せながら「ここから予約するんですよ」と、丁寧に操作方法まで教えてくれたのです。

「えー! そんな画面あったんですね!」
驚きのあまり、思わず声が大きくなりました。

それにしても──。

人のことを気にしている場合ではありませんでした。

システムを理解しないまま 、のんびり座っていたのは私のほうだったのです。しかもそのあと、予約方法まで丁寧に教えてもらうことに。

なんとも言えない恥ずかしさに、顔が熱くなりました。

それ以来、マッサージチェアは事前に予約してから利用するようになりました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※本記事内の画像はイメージです。実在の人物・製品・ブランドとは関係ありません。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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