これは、息子が所属していた野球の少年団での筆者の体験談です。“問題のある親子らしい”と保護者の間で噂になっていた男の子が入団すると聞き、私は不安を感じていました。しかし実際に会ってみると、その親子の姿は私が想像していたものとはまったく違っていて……。

実際に会った男の子は、想像とはまるで違っていた

ところが、初めて顔を合わせた日のこと。
その子はグラウンドに入るなり、

「よろしくお願いします!」
と大きな声で挨拶をしました。

コーチや保護者の目を見てハキハキ受け答えをする姿はとても礼儀正しく、私が勝手に想像していた“問題児”とはまるで別人だったのです。

お母さんも、ニコニコ愛想を振りまくタイプではないものの、普通のお母さん。
噂されるような“厄介な人”には到底見えませんでした。

噂なんて、当てにならなかった

その姿を見ながら私は、会ったこともないのに、勝手に警戒していた自分が恥ずかしくなりました。

子どもは成長します。
それなのに私は、誰かの言葉を鵜呑みにし、知らないうちに“問題のある親子”だと決めつけていました。

この経験以来、私は他人の評価だけで判断せず、自分の目で見て感じたことを大切にしようと思うようになりました。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:森奈津子
海外生活や離婚、社会人での大学再入学など、多彩な経歴を持つライター。現在は幼稚園教諭として保護者の悩みに寄り添うほか、日々の人付き合いの中から生まれるリアルな本音に耳を傾け、多様な価値観に触れてきた独自の視点でそれらを記事にしている。

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