今回は、知人のC子さんから聞いたエピソードをご紹介します。 久しぶりに始めたパート先で出会ったのは、仕事ができる一方で、職場や周囲の人たちを見下すような発言を繰り返す大学生の新人B美さん。
彼女の言葉や態度に、職場の雰囲気は徐々に悪くなっていきます。
そんな中、忙しい時間帯にB美さんがミスを連発し──。

ここは、みんなで支え合う社会

そんなある日、繁忙時間帯にB美がミスをしました。
普段はそつなくこなす彼女ですが、その日は焦っていたのか、立て続けにミスを重ねてしまいます。

もちろん仕事なので、みんな自然とフォローに回りました。
けれど、なんだかいつもと様子が違います。

「大丈夫だよ」「ここは任せて」などと、普段だったら明るくフォローし合う私たちですが、今日はそんな雰囲気ではありません。

ただそれぞれが、自分の持ち場を黙々とこなしているだけです。
あからさまに冷たいわけではないのですが、どこか線を引いたような、静かな距離感がそこにはありました。

その空気の中で、B美も何かを感じ取ったのでしょう。
明らかに動揺しているのがわかりました。

そのとき、普段は穏やかなベテランのスタッフが、静かに口を開きました。
「B美ちゃん、ここはね、みんなで支え合っている社会なのよ。人を見下していると、いつか誰も助けてくれなくなってしまうわよ」

その言葉に、B美は何も言い返せず、ただ黙り込んでしまいました。

人はひとりでは生きられない

その言葉が、彼女にどう届いたのかはわかりませんが、しばらくして、B美は職場を離れていきました。
はじめのうちは、いい子だな、仲良くしていきたいなと思っていたので、やるせない気持ちになりました。
固定観念に縛られて周りを見下し、人間関係の幅を狭めることは、寂しく、もったいないことだと私は思います。
あの出来事を思い出すたびに、社会で働くということの意味や、人との関わり方について、改めて考えさせられるのでした。

【体験者:30代・女性パート従業員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.