筆者の話です。
母からの頼みごとに応じ続ける中で、断れない自分に気づきました。
繰り返されるやり取りの中で、少しずつ見え方が変わっていきます。

断れない理由

「じゃあ、Aちゃんに頼むから、いいわ」
どうしても都合がつかず、意を決して断ると、母は決まってそう言いました。
近所に住む従姉妹のAちゃんの名前を出されると、他の人に負担をかけたくない気持ちが強くなります。

その一言を聞いた瞬間、言いかけた言葉を飲み込み「やっぱり私が行くよ」と、また予定を組み直してしまう自分がいました。
断ったことが、なかったことのように変わっていきます。
同じやり取りを何度も繰り返しながら、断ること自体が難しくなっていきました。

変わる距離

断っているはずなのに、結果的に引き受けている。
けれど、何度も同じやり取りを繰り返すうちに、私はハッと気づかされたのです。

年齢を重ねてきたからか、母はなんでも思い通りにしてほしいと訴えるようになっていました。
それをできるだけ叶えたい気持ちはあるものの、私にも守りたい時間や事情があります。

母のために動くことと、自分の生活を守ること。
そのどちらも大切にしたいと思うからこそ、今のままでは難しいのかもしれないと感じました。
このままの関係でいいのかと考えながら、自分の時間も大切にする関わり方を選びたいと思った出来事です。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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