家族だからこそ、相手の気持ちに寄り添いたいと思うのは自然なことです。けれど、その優しさがいつの間にか自分を追い詰めてしまうこともあります。特に親子関係は距離が近い分、境界線が曖昧になりやすいもの。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
画像: 「実母の寂しさ」を娘が背負わなくていい。依存から逃げ出して知った【異常な母娘関係】

終わらない母からの連絡

私が就職で家を出てから十数年、母は毎晩のように自分の感情を私にぶつけてきます。

「今日もパパと喧嘩したの」
「寂しくて眠れない……あなただけが頼りよ」

母から届くのは、父への恨み言や、救いのない孤独を綴ったメッセージばかり。

今では私も結婚して子どももいますが、放っておけば母が壊れてしまうのではないかという恐怖から、何十分も電話で愚痴を聞き続け、母の機嫌を取ってしまっていました。

母の気持ちを受け止めることが、娘である自分の義務であるかのように感じていたのです。

「感情のゴミ箱」をやめたい

しかし、母の負のエネルギーを浴び続けるうちに、私の家庭にも暗い影が落ち始めました。

私は母の痛みを自分のことのように受け止め、気づかないうちに心を消耗していたのでしょう。
母の対応で疲れ果て、夫や子どもに対して些細なことで八つ当たりしてしまい、自己嫌悪に陥る日々でした。

「私はお母さんの感情のゴミ箱じゃない」
そう気づいたとき、母の依存を断ち切らなければ、自分の大切な家庭が壊れてしまうという危機感が芽生えました。

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