友人との関係は、できるだけ大切にしていきたいものです。でも、親しい間柄だからこそ守るべき礼儀もあるはず。すべて受け入れるのではなく、ときには関係を見直すことも必要なのかもしれません。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

予想外の救世主

「同級生だし、波風を立てたくない」と言い返せずにいた私は、心が折れかけていました。

そんな状況を救ってくれたのは、お店を本当に愛してくれている常連のお客様たち。
彼女のSNSの投稿に対して、「私はこの値段以上の価値があると思って通っています」「オーナーの努力を軽んじる人は、お客様じゃない」と、一斉に擁護の声を上げてくれたのです。

さらに店内で無理な要求を続けるA子に対し、ある常連さんが、キッパリと言ってくれました。

「お店はボランティアじゃないんですよ。嫌なら来なければいい」

その凛とした一言に、A子は居心地が悪くなったのか、それ以来ぱったりと姿を見せなくなりました。

「本当の味方」は誰か

本来なら、店主である私が毅然と対応すべきだったと、強く反省しました。

しかし、お客様が自分のことのように怒ってくれたことで「私は一人で頑張っているんじゃないんだ」と、これまでにない勇気をもらえたのです。

本当の友達とは、相手の大切な仕事を尊重し、正当な対価で応援してくれる存在なのかもしれません。
今回の出来事で「自称・親友」を失うことにはなりましたが、代わりに私は何にも代えがたい「お客様」という宝物を再確認することができました。

少し苦い経験ではありましたが、その分、自分の軸を見つめ直す大切なきっかけになりました。

【体験者:40代・女性自営業、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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