体調を崩したときの、そばにいる人の言葉や態度は、思っている以上に心に残るものです。何気ない一言に救われることもあれば、逆に忘れられないほど引っかかることもありますよね。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

私が選んだ方法

私が選んだのは、これ以上ないほど手厚い看病でした。

こまめに氷枕を替え、お粥を作り、優しく声をかける。
夫が私にくれなかった「安心」を、意識して与え続けたのです。

回復した夫は、バツが悪そうにこう切り出しました。
「あの時は本当にごめん。自分がこんなに動けなくなるなんて思わなかった……」

言葉でぶつけるより、行動の方が伝わることもあるのかもしれません。
まるで「北風と太陽」のような私の作戦は、結果としてうまくいったのだと思います。

それからの夫婦のかたち

今では私が少し熱を出しただけで、夫は慌ててキッチンに立つようになりました。
「気合が足りない」なんて見当違いなことも言わず、私の体調を気遣ってくれます。

もちろん、すべての夫婦にこの方法が正解とは限りません。
でも、怒りをぶつける以外の方法で、予想外の効果が出ることもあるのだと思いました。

一時の怒りに任せて言い返さなくてよかった。
そう思える今の関係こそが、あのときの答えなのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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