筆者の友人・S子の夫はかなりのマザコン男。家事・育児には全く協力しないくせに、自分の母親と比較して文句ばかりを言い続けていました。しかしある日、マザコン夫は妻と娘の反撃に遭い──?

妻の反撃

ある日の朝のこと。
娘のお弁当を作っていた私に対し、いきなりキッチンにやってきた夫が「これじゃあ冷凍食品の品評会だな」と一言。
続けて「母さんの弁当のおかずは全部手作りだったな。同じ専業主婦なのにスキルが違いすぎる」と嘲笑うように言ったのです。

この一言で私の我慢は限界に達しました。
「じゃあ、あなたが自分で作りなさいよ! いつも文句ばっかりでもううんざり!」
いつもは言い返さない私が声を荒げたことに一瞬怯んだ夫。
私が「そんなにお義母さんが良いなら、実家に帰れば? いつでも離婚してやるわよ!」と言うと、何も言えずに黙ってしまいました。

その様子を見ていた娘も「当たり前じゃん。お父さんは文句ばっかりで何もしない。私たちはお母さんについていくから、おばあちゃんと仲良くね」と言い、学校へ行ってしまったのです。

娘の驚くほど冷静で、母親を想うまっすぐな言葉に、夫は完全に言葉を失ってしまいました。

我慢の限界

10年以上、我慢していた私の気持ちは収まらず、その日を境に別居することにしました。
2ヶ月ほど経った頃、必要な物があって家に取りに行くと、家の中はまさにゴミ屋敷状態。
さすがの夫も泣きついてきて「俺が悪かった」と謝ってきました。

親を大事にする気持ちは大切ですが、妻と母親を比べること自体がおかしいと思います。
夫は『独立して自分の家庭を作る』という意識が足りなかったのではないでしょうか。
それとも、まだ子どものままの気持ちだったのかもしれません。

ちなみに今は仕事も決まり、離婚に向けて準備をしています。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業し、教員免許を取得。OLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの『ちょっと訳あり』な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地・職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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