夫婦共働きで家計を回す世帯が増えている昨今、性別関係なく働きに出ている方が多数います。ただし妊娠中の女性においては、出産を迎えるために『労働基準法』で定められ産休を取得できることになっています。筆者の知人は『産休』を夏休み感覚で捉えているご主人に頭を悩ませているようです。

ドン引き……

「最近どうしたの? 生活態度がよくないけれどなにか困ってる?」
そう尋ねると、思ってもみなかった返答がきました。

「産休に入って、仕事に行かなくていいんだから暇なんだろ? だから、俺がやるべき仕事を作ってあげているんだよ」

夫は、産休をただの「ご褒美休暇」だと思い込んでいたのです。
そんなご褒美中に、少しでもダラダラのんびりしないようにわざと私の仕事を増やしていたと言うのです。

もともと仕事が大変な時期だった夫には、休めることへの羨ましさもあったのかもしれません。
けれど、その「嫌がらせ」に近い発想に、私は激しい怒りと共に、深い悲しみを感じました。

「産休は、楽をするためにあるんじゃないの」
私は震える声を押さえ、毅然と伝えました。
私の体の状況や出産予定日までの日数を伝え、産休は体力を温存し、産後の過酷な生活に備えるための重要な期間であること、そして「楽をするために休んでいるわけではない」ことを毅然と説明しました。

「私が楽をしているように見えるなら、それはあなたの大きな間違いよ」

私の言葉に、夫は言葉を失い、ようやく事の重大さに気づいたようでした。

徐々に改善されつつありますが、これから始まる育児は二人三脚。今後に多少の不安は残るものの、「言わなくてもわかるだろう」と思わずに、今のうちに価値観をすり合わせる機会が持てたのは良かったと感じています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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