共働きで子育てをしていると、毎日はまるで戦場のように慌ただしく過ぎていきます。気づけば夫婦の会話が減り、すれ違いばかりになっているという方もいるのではないでしょうか。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。

思いがけない一致

思わず言葉を失いました。
それは、私自身が心に描いていた「老後の夢」そのものだったからです。

いつかは都会の喧騒を離れ、自然の中で時計を気にせず暮らしたい。
季節のうつろいを感じながら、のんびりしたい。

これまで、仕事や家族のために、効率や便利さを最優先して走ってきたけれど、私たちが本当に求めていた安らぎは、驚くほど似通っていたようです。

「……なんだ、同じこと考えてたんだ」
思わず苦笑しながら言うと、夫も表情を緩ませました。

その日を楽しみに

今も相変わらず毎日は慌ただしく、夫との衝突が消えたわけではありません。

けれど、あの日以来「同じ場所を目指している」という安心感が生まれました。
そう思えるだけで、今の忙しさも少しだけ意味のあるものに感じられます。

いつか子どもが巣立ち、「パパとママ」という役割を手放して、ただの夫婦に戻る日。
そのとき、隣にいるのがこの人でもいいかもしれない……そう思えたことが、何よりの変化でした。

私たちは敵同士ではなく、同じゴールを目指す「同志」。
それだけで、明日もなんとかやっていけそうだと思えた出来事でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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