祖父母の家のこいのぼりを見た幼稚園児の息子が、ふと抱いた疑問。筆者が見た、子どもらしい優しさから生まれたエピソードです。

息子のやさしい言葉

こいのぼりを見上げながら、息子がぽつりと言いました。
「小さい子に優しくしてあげないとかわいそう」
どうやら息子には、大きなこいのぼりが上にいて、小さなこいのぼりが下にいることが“かわいそう”に見えたようなのです。
その言葉を聞いた瞬間、思わず笑ってしまいましたが、同時に子どもらしい優しさを感じ、胸が温かくなりました。

わが家だけのこいのぼり

それ以来、わが家のこいのぼりは順番が逆になりました。
いちばん上には、小さなこいのぼり。下へいくほど大きなこいのぼりが並びます。普通とは少し違う並び方だけれど、息子は満足そうな顔で見上げていました。
青空の中で、一番上を小さなこいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐ姿を見るたびに、あのときの息子の優しいひと言を思い出します。今ではそれが、わが家らしいこいのぼりの形になっています。

【体験者:40代、筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:M.Noda
家族との何気ない日々や子育ての経験が「誰かの力になれば」とライター活動をスタート。事務職で培った「正確さ」と、主婦・母としての「リアルな視点」を武器に、家族や義実家、人間関係の悩みに向き合う。自身の体験をベースにした共感度の高いエピソードを大切に、読者の心にそっと寄り添うコラムを執筆中。

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