これは筆者自身の体験談です。息子が3歳の頃、私は「親としてしっかりしなきゃ」と思い、厳しく叱ることが多くなっていました。息子が約束を守らないときはすぐに注意していましたが、ある日息子の顔に浮かんだ傷ついた表情を見て、初めて自分の育児のやり方に疑問を持ちました。その時、私は「叱る」だけでなく、子どもの気持ちに寄り添うことの大切さに気づかされたのです。

息子の言葉にハッとした瞬間

ふと振り返ると、息子が静かにこう言ったのです。「ママ、僕、手を洗おうと思ってたけど、おやつを見たら嬉しくなっちゃって……」。その言葉を聞いた瞬間、私はハッとしました。息子がわざと手を洗わなかったわけではなく、嬉しい気持ちに引っ張られただけだったことに気づいたのです。叱る前に、息子の気持ちに寄り添えていなかった自分を強く反省しました。

寄り添う育児へ

その日を境に、私は「すぐ叱るのではなく、見守る育児」を意識するようになりました。怒ることが悪いわけではない。でも何より大切なのは、子どもの気持ちを理解し、成長を見守ることだと痛感したのです。すると息子は次第に、自分で考えて行動するようになりました。

親として学んだこと

あの瞬間がなければ、私は息子の本当の気持ちに気づかず、同じように叱り続けていたかもしれません。親として大切なのは、「注意すること」よりも、「寄り添い、理解しようとする姿勢」であると深く感じた出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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