筆者が役所の総合受付で見かけた、車椅子の高齢男性と金髪ピアスの若者。付き添いの孫だと思っていたのですが、実は思いもよらない関係でした。さりげない優しさと、思い込みに気づかされた出来事です。
画像: <まさか>車椅子の高齢男性と、エスコートする金髪ピアスの若者。「優しいお孫さんですね」と声をかけたら

役所で見かけた“今どきの若者”

役所に行ったときのことです。総合受付に並んでいると、前に車椅子に乗った高齢の男性と、その車椅子を押している若い男性がいました。
若い男性は金髪にピアス。服装もわりと派手で、いわゆる“今どきの若者”という感じです。正直なところ、静かな役所の空気の中では少し目立つ存在に見えました。

でも、車椅子を押している様子を見ると、なんだかとても自然です。
「おじいちゃんの付き添いかな?」と思いました。
見た目は派手だけれど、ちゃんとおじいちゃんを連れてきてあげるなんて、優しいお孫さんなんだなあ。
そんなふうに思いながら、後ろからぼんやり見ていました。

さりげない気配りに感心

順番が来ると、若い男性が受付の職員さんに聞きました。
「すみません。〇〇の手続きは、どこへ行ったらいいですか?」
車椅子の男性の用件を、代わりに聞いてあげているようです。
職員さんが「ご案内します」と言うと、若い男性は「じゃ、オレはここで」と言って、車椅子のハンドルから手を離し職員さんにバトンタッチ。

高齢の男性は何度も頭を下げながら、
「おー、ありがとう、ありがとう」
と、若い男性にお礼を言っていました。
車椅子を押してあげるだけでも十分親切なのに、受付で手続きの場所まで聞いてあげるなんて。
なんて細やかな気配りだろう、と感心してしまいました。

まさかの一言

その様子を見ていた職員さんが、高齢の男性に声をかけました。
「お孫さんですか? 優しいですね」
私も内心そう思いながら聞いていました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.