筆者の友人・K美は5年ほど前に子供たちが独立したことをきっかけに、夫と生まれ故郷の地方都市へ移住しました。再開発され、移住先として人気のあった『生まれ故郷』には、見えない落とし穴があったそうです。

私は夫に相談し、奥さんが帰ってきたタイミングで、冷静に現状のルールを見直すため話をしました。
当初の約束より時間が長くなっていること、万が一の怪我や病気の際に対応しきれない不安を伝えました。
すると、奥さんは「嫌なら嫌って最初から言ってくださいよ!」と感情を露わにされ、話し合いができないまま帰ってしまったのです。

モヤモヤ

その後、すぐにお隣の家は引っ越してしまいました。

あのまま無理をしてでも預かっていれば、子供が転校を繰り返す事態にはならなかったのでは……と胸が痛む瞬間もあります。しかし、お互いの生活と責任を守るためには、どこかで一線を引く必要があったのだと、今は夫と納得しています。

今回の経験から学んだのは、地域コミュニティにおける「助け合い」と「依存」の境目の難しさです。移住先での新しい人間関係を大切にしたいからこそ、安易な引き受けではなく、公的なサービスの活用を促したり、最初から明確なルールを提示したりすることが、結果的に互いの関係を長く良好に保つ秘訣だったのかもしれません。

【体験者:50代女性・フリーランス、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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