中学生の子どもが突然「高校には行かない」と言い出したら──?
今回は、筆者の友人が実際に経験した、子どもの進学トラブルについて紹介します。

「迷惑をかけたくない」娘の気持ちに感動と反省

進路希望調査票を出した後、先生と進路面談をした娘。そこで言ったのは「母には迷惑をかけたくない」という言葉だったのです。

実は我が家、娘が小学生のときに夫が他界。私一人で娘と、3歳下の息子を育てることになりました。娘が高校に進学するとき、弟は中学1年生になります。2人一緒に進学すると、制服代をはじめ、必要ないろいろな費用が増えます。

私に金銭的な負担をかけるのが心苦しい娘は、高校に行かずに働き、弟には大学まで進学してほしいと面談で答えたそう。まじめな娘だからこそ、そこまで悩み、心配をかけてしまったと反省した私。
そして、娘の心遣いに涙が止まりませんでした。

娘の本音を知った結果

その後、先生や娘とも相談し、学費が免除される特待生制度を利用することに。

「やっぱり吹奏楽を続けたい」

そう希望する娘を、顧問の先生が吹奏楽の強豪校に推薦してくれました。そのおかげで、娘は無事に進学。今では、厳しくも楽しい吹奏楽部に入り、充実した高校生活を送っています。

あのとき、自分の将来よりも私や弟を優先しようとした娘の思いやりを、私はずっと忘れないでしょう。天国の夫もきっと成長を喜んでいるはず。そう思いながら「もっとがんばらなければ!」と自分に喝を入れました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。

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