これは筆者である私自身の体験です。いつも21時には帰ってくる夫が、その日に限って夜遅くまで帰宅せず、LINEも未読・電話もつながりませんでした。「事故かも」と最悪の想像までして駅まで探しに行った私が、改札近くで見つけたのは……。夫婦の“連絡ルール”を決めるきっかけになった出来事です。

最寄り駅で見つけたのは、真っ赤な顔の夫

じっとしていられなくなり、上着を羽織って夫の通勤ルートにある最寄り駅へ。深夜の駅は人も少なく、静けさが余計に不安を煽ります。
すると改札近くのベンチに、見慣れたスーツ姿。駆け寄ると、そこには顔を真っ赤にしてぐったりする夫がいました。ろれつも回らず、私を見るなり
「財布がない、スマホもない……」
と意味の分からないことをつぶやいたのです。

結局、原因は「飲みすぎ」だった

酔いが覚めた頃に話を聞くと、同僚との飲み会で飲みすぎて終電を逃し、途中でスマホも落としてしまったそう。タクシーも呼べず、たまたま乗れた最終に近い電車で“家の方面に寄せて”移動。そこからは駅員さんに道を聞きながら、なんとか最寄り駅まで辿り着いたものの、そこで力尽きてベンチに座り込んでいました。

夫婦の「最低限のルール」を決めた夜

無事だった安堵はありました。でも最悪の事態まで考えていた私の気持ちは、そこでぷつんと切れました。
翌朝、私は感情的になりすぎないように「眠れないほど心配したこと」「家族がいる以上、無事ならOKじゃ済まないこと」をきちんと伝えました。
そして、飲み会の日は事前に連絡、終電を逃しそうならすぐ連絡……最低限の約束を決めました。

相手が無事であることに甘えると、信頼は少しずつ削れていく。あの夜はただの飲みすぎじゃなく、「家族への責任」を夫婦で考え直すきっかけになった出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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