嫁いびりの酷かった姑が施設から帰ってくることになり、嫌々自宅に迎えたB子さん。
前とは打って変わり、丁寧な態度を取る姑でしたが、昔のことを思うと、許すことはできなかったそうです。
そんな矢先、突然の出来事が起こり――。
画像: 「あのとき、許せていたら」意地悪だった姑。施設から帰宅し、最期に『命懸けで作っていた料理』に後悔

意地悪だった姑……本当は関わりたくない

私の姑は、数年前から高齢者向け施設で暮らしています。

ある日、施設の職員から電話がかかってきました。
「実は、お義母様がどうしても家に帰りたいとおっしゃっていて……」

思わず、受話器を持つ手が強張ります。
薄情な嫁かもしれません。
でも――私にとって姑は、「できれば関わりたくない相手」でしかなかったのです。

姑の「嫁いびり」は酷いものでした。
作った料理を目の前で捨てられたり、私の両親のことまで否定されたりして、若かった私は、何度声を殺して泣いたことでしょうか。

忙しい夫はろくに話も聞いてくれず、「女同士なんだから、うまくやってくれよ」だけ。
そんな環境で、長年我慢し続けるほかなかったのです。

姑を今さら家に迎えるなんて、気が重いどころではありません。
それでも了承したのは、正直、世間の目を気にしてのことでした。

今さら遅い

久しぶりの自宅に、姑はどこか嬉しそう。
そして、拍子抜けするほど丁寧な態度になっていました。
以前のような刺々しさはなく、言葉もどこか遠慮がちで、まるで別人のよう。

けれど私は、そんな姑を素直に受け入れることはできなかったのです。
(今さら、しおらしくなったって遅いのに)
意地悪で冷たい感情が、胸の中で渦巻きます。

「私、少し休みますので、お義母さんもゆっくり過ごされてください」
少しでも姑と離れたかった私は、寝室に逃げ込みました。

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