筆者の知人A子さんは、歯医者さんや美容院のシャンプー台といった、しばらく横にならないといけない状況になると、気分が悪くなることがありました。普段は誰にも言わず耐えていることが多いですが、ある日、歯医者さんで治療を受けている時に、耐えられないほど気分が悪くなってしまいました。「迷惑だと思われるかな……」不安に思いながらも先生にそのことを伝えると、意外な言葉が返ってきたのでした。

「先生たちはきっと迷惑そうな顔をしてるだろうな……」と不安に思っていると、「ずっと横になるのが苦手な方、結構いらっしゃいますよ。無理をされるのが一番危ないので、教えていただけて良かったです」とにっこり。ゆっくり起き上がらせてくれたり、窓を開けて外の空気を入れてくれたりと、私のような患者の対応にも慣れているようでした。

先生たちが優しくスムーズに対応してくれたのと、気分が悪くなった私を「この症状は自分だけではない」と受け入れてくれたからだと思います。私はとても安心しました。すると体調も良くなり、その後また治療を続けられました。

不安なことを伝える勇気

この一件で、「気分が悪くなったらどうしよう」と不安を一人で抱え込むより、周りに伝えて知ってもらう方が安心することを実感しました。周りの方々の温かさに触れ、不安なことを打ち明ける勇気が少しついた気がします。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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