気になったことはすぐに手元のスマホで調べられる便利な時代です。さらにSNSを使えばさまざまな悩みを不特定多数の相手に相談できたり、他人の炎上を見て世間の反応や一般論をうかがえたり。しかし使い方には注意が必要なのかもしれません。今回はお孫さんが生まれたばかりの筆者の知人から聞いたお話を紹介します。

目の前の相手

数日後、今度は息子から
「母さん、本当に写真要らないのか?」
と連絡が来ました。

息子に本音を話すくらい許されるだろうと思い、本当は写真が欲しいが負担になりたくないから要らないと答えたことを伝えたのです。

息子は深いため息をつき
「そんなことだろうと思ったよ。〇〇(孫の名前)が生まれてから、なかなか会いに来ないし、連絡は寄越さなくなるし、挙句の果てに写真は要らないなんて言うから、嫁が『お義母さんに、赤ちゃんを可愛がってもらえない』って本気で落ち込んで、気にしているんだぞ」
と……。

私は衝撃を受けました。嫌われないための配慮が、かえってお嫁さんの心を傷つけてしまっていたのです。SNSで見た多くのお嫁さんの意見を参考にしすぎた結果、目の前にいる私のお嫁さんの気持ちを置き去りにしていました。

その後、私は慌ててお嫁さんに謝罪と「本当は写真が欲しくてたまらない」という本音を伝え、今では毎日のように送られてくる孫の写真に目を細めています。

今後はSNSの情報ばかりに捉われず、目の前の息子やお嫁さん、孫の気持ちと向き合っていきたいと反省しています。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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