皆さんには、相手の本心を確かめないまま、「きっとこう思っているはず」と決めつけてしまった経験はありませんか。そんな小さな誤解が、時には大きな心の距離になってしまうことも。今回は、筆者の友人D樹の長年抱えていた兄への誤解が、ある出来事をきっかけに解けた心温まるエピソードをご紹介します。
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優しくて不器用な性格

D樹は、30代の会社員です。自分から積極的に発言するタイプではなく、感情もあまり表に出しません。ただ、周囲をよく観察しており、困っている人がいれば自然に手を差し伸べる優しさを持っています。

D樹には、3歳年上の兄と2歳年上の姉がいます。幼い頃から兄とは習い事や学校が同じで、周囲から比べられる場面が多かったといいます。「弟の方ができるね」そんな何気ない言葉が、兄の表情を曇らせるのをD樹は何度か見ていました。

兄に嫌われているという思い込み

成績はわずかにD樹の方が良いことが多く、周囲の評価も高いように感じる。その状況が兄の負担になっているのではないかと考えるようになります。

高校生の頃から、兄は以前より口数が減り、必要以上の会話をしなくなりました。そんな兄の姿にD樹は、「自分は兄から嫌われている」と思い込んでしまったのです。大きな衝突があったわけではありません。ただ、なんとなく距離がある状態が続き、社会人になってからも当たり障りのない会話しかしなくなっていました。

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