誕生日になると、お祝いのLINEが次々と届きます。
けれどその一方で、私は毎年変わらず、ある場所へ向かう準備をしていました。特別な予定を入れるわけでもなく、身支度を整えて静かに家を出るのです。
今年も、同じように足が向かうその先は……。
画像2: 誕生日
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面会の日には、施設の許可を得て、小さなケーキをひとつだけ持っていきます。派手ではありませんが、二人で分けるのにちょうどいい大きさです。
「おめでとう」
そう微笑む母と短い言葉を交わしながら、持参したフォークでケーキを口に運ぶ……。その静かな時間に、不思議と心が落ち着いていくのを感じるのでした。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:あすおかあすか
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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