筆者自身の体験です。
父の定年を祝う、ささやかな家族の集まりの席でのことでした。父は少し照れくさそうにグラスを手にし、私と夫もお祝いの気持ちで席につきます。大げさなことはせず、人生の一区切りを家族で静かに分かち合う、そんな時間でした。
そのとき、母が差し出した一通の封筒に、私は思いがけず手を止めることになったのです。
画像3: 今までありがとう
画像4: 今までありがとう

それからというもの、夫は「俺も息子だから」と言いながら、自然と動いてくれることが増えました。
その姿を見ていると、親の愛情は血のつながりだけで区切られるものではないのだと感じます。家族とは、人数や形式ではなく、共に過ごしてきた時間の中で形づくられていくものなのかもしれません。
それは、これからも共に生きていく相手として受け入れている。そんな静かな意思の表れのように思えました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:あすおかあすか
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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