社会人にとって、毎日のランチタイムは貴重な息抜きの時間です。中には、仕事とプライベートをきっちり分けて「ひとりの時間」を大切にする方も増えてきていますよね。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

無駄だと思っていた雑談の中に……

断る気力もなく、誘われるままについていったランチの席。
そこで語られたのは、案の定、仕事とは無関係な世間話ばかり。
私は相槌を打ちながら、心ここにあらずでした。

そのとき、A子が何気なく言ったのです。

「あの会社の部長、飲み会で愚痴ってたらしいよ。『うちのベテラン職人たちは、スマホすら苦手なんだ。便利でも、彼らが疎外感を抱くような仕組みは入れたくない』って」

その瞬間、頭の奥で何かが繋がりました。

私の提案は、効率化ばかりを押し出し、現場を切り捨てる「冷たいシステム」に見えていたのかもしれない……!
背中に冷たい汗が流れるのを感じました。

「無駄な時間」が教えてくれたこと

私は即座に方針を転換。
効率化ではなく、「職人の技術を次世代に残すためのサポート」という軸に変えました。

現場の習熟度に関わらず直感的に使える設計。
段階的な導入。
現場の声を反映できる仕組み。

その結果、商談は驚くほどスムーズに進み、無事に成約!

あの日以来、ランチの時間の過ごし方が少し変わりました。

今でも、ひとりの時間は自分を整えるために大切にしていますが、誘われたときは喜んで輪に加わるようにしています。

雑談の中身は、相変わらずたわいないことばかり。
けれど、その時間を無駄だとはもう思えません。

ひとりの時間も好き。
でも、誰かと笑いながら食べるごはんも、悪くない。

そう思えるようになったことが、私にとっては1番の変化でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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