これは、知人のA子さんに聞いたお話です。
学生時代からの大親友で、結婚も出産も同時期だったA子さんとB子さん。何でも話し合える仲だったはずが、子どもが小学校に上がるとB子さんの態度が急変! 「ママ友付き合いが忙しい」と突き放される日々……。そんな二人が数年ぶりに再会し、明かされた衝撃の本音とは? A子さんが体験した友情の再生エピソードをご紹介します。

待ち合わせ場所に現れたB子を見て、A子は絶句しました。かつての洗練された余裕は消え失せ、表情には隠しきれない疲労が滲んでいたのです。席に着くなり、B子は堰を切ったように話し始めました。それは、ボスママを中心としたママ友の輪にしがみつき、必死に自分を偽り続けてきた過酷な日々の告白でした。

「ママ友より、子どもの気持ちは?」真っ当な一言に崩れ落ちた親友のプライド

B子はママ友たちに合わせるために、子どもが嫌がる習い事を無理やり選ばせ、親子でボロボロになっていました。「このコミュニティから外れたら、親子共々終わりだと思ってた……」と震える声で話すB子。そんな彼女を見て、A子は思わず真っ直ぐな言葉を投げかけます。

「ねえ、ママ友の顔色より、一番近くにいる子どもの気持ちを優先したら?」

その瞬間、B子の目から大粒の涙が溢れ出しました。かつての冷たい態度は、A子を蔑んでいたのではなく、実は理想の母親像を演じるのに必死で、自分が「居場所」を失う恐怖からくる虚勢だったのです。見栄というメッキが剥がれ落ち、ようやく二人の本音が重なった瞬間でした。

見栄を捨てた先に待っていた「本当の自分」と充実した日々

「私、本当はずっと苦しかった……」と泣き笑いするB子を見て、A子の長年のモヤモヤはスッと消えていきました。その後、B子は少しずつママ友との距離を適正に保つようになり、今では子どもと一緒に、本当にやりたかった趣味を楽しんでいるそうです。
そして、習い事をやめたからと言ってママ友との仲は壊れるわけではなく、お互いを尊重できる健全な関係性に変わったそう。

「大事な親友であるA子をないがしろにしてごめんね」という謝罪とともに、「あの頃の私、本当に痛かったよね!」と自虐ネタで笑い飛ばすB子。暗くて辛い時期を乗り越えたからこそ、今の二人の絆は以前よりもずっと強く、そして軽やかになりました。ママ友の世界も大切ですが、一番大切なものを見失わない強さを持ちたいものです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

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