A子さんの娘さんは、いわゆる「優等生」。
成績優秀で、人に優しく、家でも妹の面倒をよくみてくれるいい子です。
ある日、そんな娘さんが些細なことで突然号泣して──?
小5の娘の本音に、衝撃を受けたA子さん。
母と娘の、胸打たれるエピソードです。

娘の本当の気持ち

あたふたとしていると、娘の口から、思いもよらない言葉が出ました。
「私、いつも失敗しないように気をつけてるのに。いい子じゃないとダメなんでしょ。ママは、私が迷惑をかけたり、泣いたら困るんでしょ!!」
──言葉を失いました。
そういえば、妹が生まれた頃から娘は急に大人びて、物わかりのいい子になったように思います。
まだまだ自分も甘えたいだろうに、自分はぐっと我慢して、「いい子」であろうとし続けてきたのでしょうか。
「いい子で助かるわ」だなんて思って、私は、娘の本当の気持ちに気づかないでいたのです。
「ごめん、ごめんね。今まで、いっぱい我慢させちゃったね」
私は娘を抱きしめました。
「あなたはママの宝物なんだよ。いっぱい泣いたって、ママを困らせたっていいんだよ。だって大好きなんだもん」
「……本当に?」

等身大のあなたが愛おしい

この日から少しずつ、娘は以前のように子どもらしくなったと思います。
「学校で嫌なことがあった」と話してくれたり、「まだ宿題やりたくなーい!」と駄々をこねたり。

「ワガママ」に困らされることも増えましたが、それが嬉しくもあります。

いわゆる「完璧ないい子」ではなく、等身大のあなたでいてほしい。
今までたくさん我慢させていたことに気づかなくて、本当にごめんね。

「もう、夜までにはきちんと宿題終わらせなさいよ!」
とほっぺたを突っつくと、嬉しそうに笑う娘を愛おしく思います。

【体験者:30代女性・フリーランス、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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