友人の何気ない一言に、戸惑ったことはありませんか。妊活中だった趣味仲間から告げられた言葉が、私たちの距離を少し変えました。今回は、すれ違いの時間を経て再びつながった、筆者の体験をご紹介します。

届いた連絡

それから3年がたったある日、彼女から突然メッセージが届いたのです。

「去年、無事に男の子を産んだよ!」

画面を見た瞬間、ほっとしたような、懐かしいような、不思議な気持ちになりました。お祝いの言葉を送り合い、そこから少しずつ、またやり取りが始まったのです。

今では、定期的に会って育児の話をする関係です。あの頃は話せなかったことも、今なら自然に話せます。

あの言葉の意味

振り返ると、あの距離をおいていた時間は、それぞれが自分の状況と向き合っていた時間だったと思います。

「先に妊娠しないでね」

この言葉の意味も、今なら少し分かる気がします。それは彼女が、私との繋がりを失いたくないあまりにこぼした、切実な防衛本能だったのかもしれません。

人との距離は、ずっと同じではいられません。
それでも、時間がたって、また並んで話せることもある。

30代のあの頃、私はそれを初めて知ったのかもしれません。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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