転校早々、「みんな受験で忙しいから」と謝恩会幹事を押し付けられてしまった私。そんな協力ゼロの私が選んだスペシャルな打開策とは? 友人が体験談を語ってくれました。

協力要請はオール無視

「相談したいことが……」と連絡しても、「塾の送迎で無理」「習い事があるから」「時間がなくて」と、誰からの協力も得られません。

私はクラスの親睦を深める幹事ではなく、単なる「都合の良い無料の労働力」だったのです。

あまりの状況に途方に暮れましたが、私は開き直りました。

「親たちが無理なら、主役である子どもたちと一緒に作ればいいじゃない!」

私は、受験をしない子や、勉強の息抜きをしたい子たちに声をかけ、手作り感満載の会にすることに決めたのです。

「親がダメなら子どもとやる!」

迎えた当日。

豪華な仕出しや派手な演出はゼロ。

先生や親への感謝の手紙の朗読をメインにしました。

受験を終えた子どもたちが読む、感謝の手紙。
「毎日遅くまで、塾の送り迎えをしてくれてありがとう」
「お弁当、いつも美味しかったよ。支えてくれて感謝しています」

素直な言葉が会場に響くと、あんなにピリピリしていた保護者たちの目から、次々と涙が溢れ出しました。

歩み寄ってくれた保護者たち

会が終わると、それまで一度も協力してくれなかった保護者たちが、私の元へ歩み寄ってきました。
「手伝えなくてごめんね……」「押し付けちゃってごめん」と、申し訳なさそうに声をかけられました。

大変な役回りを押し付けられましたが、おかげで私は娘のクラスメイトや先生と早く打ち解けることができました。

最悪の幕開けかと思われた転校生活。けれど終わってみれば、それは私たち親子にとって「最高の再スタート」になったのです。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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