3年間、ほとんど言葉を発さない若手保育士の指導に悩み続けた私。「パワハラと思われていないか」「嫌われているのでは」と不安な日々。彼女が異動すると聞いた時、正直ホッとした自分がいました。でも最終出勤日の夜、届いた一通のメールが、私の3年間を一変させることになるのです。
画像: 後輩に「嫌われてもいい」叱り続けた3年間 → 後輩が異動直前の夜に送ってきた『一通のメール』に涙

コミュニケーションが取れない後輩

3月末。若手保育士のHさんが、市内の人事異動で、最後の出勤日を迎えました。

入職3年目の彼女は、普段ほとんど言葉を発しません。報告も「はい」「大丈夫です」程度。何を考えているのか、私の指導は伝わっているのか、そもそも、この仕事を楽しめているんだろうか……。

教育係として、私は常に彼女の真意が掴めないことに頭を悩ませていました。

パワハラと思われていないか……

一番悩んだのは、どこまで厳しく言っていいのかということ。
今の時代の若者である彼女に、少し強めに「それは違うよ」と注意すれば、すぐに黙り込んで顔を曇らせてしまいます。

「……すみません」

うなだれる彼女の背中を見るたびに「今の言い方はきつかった?」「パワハラだと思われていないかな」と、私は毎晩のように自問自答していました。

先輩保育士からは「少し優しすぎるんじゃない?」と言われることも。

でも子どもの安全に関わることは妥協できません。時には嫌われる勇気を持って、厳しく指導せざるを得ませんでした。

正直、異動の話を聞いた時、張り詰めていた糸が切れたような、どこかで「これでようやく解放される」と安堵している自分もいて、そんな冷酷な自分に戸惑うこともありました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.