親なら誰しも、学校行事は我が子の晴れ舞台だと思い、その姿をしっかりと目に焼き付けたいと願うものです。しかし、こうした思いがあまりにも強いと、周囲に無意識のうちに迷惑をかけてしまうこともあります。今回は、筆者の知人・A子が小学校の卒業式で経験した、あるママ友とのエピソードをご紹介します。

悪気のない一言に愕然

卒業式の後のフリータイムで、B子は「娘が見えなくなると困るから、厚底履かせたわ~」とA子に笑いながら一言。B子は、自分の娘のせいで親しくしているA子の娘の姿が隠れてしまったことに、気づいていない様子でした。

我が子の小学校最後の晴れ舞台に夢中になり、周囲への配慮が漏れてしまうことは誰にでも起こり得ます。とはいえ、あまりの発言に悲しくもあり、苛立ちも感じました。

A子は「今後の式典で同じような思いをする子が出ないように」と考え、卒業式当日の児童の厚底靴について学校側に伝えました。これを受け、この小学校では安全面と公平性を期すため、履物について改めて見直しが行われることになったそうです。

自分の子どもの姿を楽しみにし、写真にきれいにおさめたいと思っているのは、誰もが同じです。そうした中で、自分の選択が周囲にどう影響を与えるのか考えることを忘れてはなりません。

【体験者:40代・会社員女性、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:太田あやこ
大学でジェンダーや女性史を学んだことをきっかけに、専業ライターとして活動中。自身の経験を活かしながら、幅広い情報収集を行い、読者に寄り添うスタイルを貫いている。人生の選択肢を広げるヒントを提供し、日々の悩みに少しでも明るさをもたらせるよう、前向きになれる記事づくりに取り組んでいる。

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